fbpx

コラム COLUMN

メンバー

M&A業務の面白さを発見し、成長を目指す| 進藤 慧治


熊本県熊本市生まれ。
大学卒業後、大手税理士法人に就職。富裕層向けの相続税申告補助業務に従事。2022年にクレジオ・パートナーズに参画し、M&A・事業承継のコンサルタントとして勤務。クレジオ・パートナーズとの出会いや、M&A・事業承継という自分にとって未知の領域に踏み込み、業務に取り組む現在の想いをインタビューしました。

大手税理士法人から、クレジオへの転職を決意

「回遊魚」のように駆け回る、自分のやりたいことを見つめ直す

私は2022年1月にクレジオ・パートナーズに入社しました。転職した今の自分を一言で表現すると「回遊魚」ですね。オフィスでの業務に加えて、中国地域だけではなく、九州地域等、様々な地域に足を運んでいます。止まらず、途切れなく、ひたすら仕事に打ち込む姿は、正しく回遊魚だなと思います。

前職は、資産税に強みを持つ大手税理士法人の広島事務所に勤務していました。私は税理士のアシスタントとして、各種税務申告補助業務や組織再編の資料作成等を行っていました。特に中心だったのが、相続税の申告の補助業務です。お客様が保有している土地・建物等の財産や非上場株式の評価を行い、申告の手続きをサポートしていました。

顧客は、経営者の方もいらっしゃいましたが、いわゆる資産を保有している富裕層の個人のお客様が中心でした。基本的にはお客様とのやり取りは電話で、資料を送る際も紙媒体を郵送するようなやり取りをしていました。クレジオ・パートナーズでは、法人の顧客が多いので、メールや電子媒体のやり取りが基本です。私の中では初めてだったので、仕事のやり方がここまで違うのかと、衝撃を受けました。

アルバイトの期間を含めると、2年3ヵ月ほど、こちらの税理士法人にお世話になりました。転職を考えたきっかけは、私の地元である熊本支店への転勤の打診を受けた時です。当時、税理士の資格も勉強していましたが、改めて本当は何がしたいのかを、自分に問いかけました。このまま税務申告のプロフェッショナルを目指すのかと考えた時に、明確な答えは出ませんでしたが、自分の中で違和感があったこともあり、熊本行きはお断りし、新しい道を探す動きを始めました。



「ひろしま業界地図」で発見、クレジオとの出会い

「自分のやりたいこと」を考え続ける中で、ふと広島経済研究所が発行している「ひろしま業界地図」で、クレジオ・パートナーズの名前を目にしました。私は好奇心が旺盛な性格です。クレジオの第一印象は「面白い会社があるな」でした。代表の李さんが山田グループという私と同じ業界から独立されていることも気になり、一度話を聞いてみたいと思い、直接メールで採用志望の連絡をしました。

広島企業年鑑別冊2022年版 ひろしま業界地図



最初は土井専務に面接頂きました。クレジオはどういう会社で、担ってもらいたい業務はどういうものか、どんなメンバーがいるかを説明して頂きました。率直な感想は、「全て相手ベースで考えてくれる」「本音ベースで伝えてくれる」という印象を持ちました。全て本音でぶつかってくれるのが、気持ちよかったのを覚えています。メンバーについても、キャラが立った面白い人しかいないという印象を受けました。実際に働いてみると、想像よりもちゃんとしている方々ばかりでしたが…。面接を進める中で、「この人たちと働きたい」、「ここまでお客さまに誠実に対応できる会社はない」と感じ、クレジオへの入社を決意しました。



プレッシャーを乗り越え、仕事の面白さを見つける

初めてのM&Aコンサルタントの業務

現在の業務は、株価試算や見積書、契約書といった資料作成等、バックオフィスの業務をやりながら、M&Aを積極的に展開している企業へアポイントを取ってネットワークを広げる業務を担っています。たまたまですが、私の出身である九州の企業さまから事業承継のご相談があったため、福岡県や熊本県を中心に活動を行っています。私は、熊本県で高校まで過ごし、父は福岡県出身であることもあり、九州という地域にご縁を感じています。

前職は個人のお客様が中心だったこともあり、クレジオでの業務は全てが違っていました。ビジネスメールの打ち方や気を付けるポイントまで全く違います。前職は、最終的には税務署へ書類を提出しますが、M&A・事業承継の相手は、経営者の皆さまであり、相手がある仕事です。ルールを守るだけではなく、相手に伝わりやすくするため、必要なポイントを、ヒアリングして引き出し、しっかり伝える必要があります。



戸惑いとプレッシャー、「行動した分だけ、結果に繋がる」

これまで個人の顧客が中心で、ビジネスに触れる機会が少なかったので最初は戸惑うことが多かったです。特に周りはエース級で働いている方々なので、「私も眞﨑さんや再東さんのようにならないといけない」と強くプレッシャーを感じていました。複数の指示系統の中で、求められる業務の量・質・スピード、全てに100%応えようとしていました。新規企業への電話も最初は苦手でしたし、座学では学んでいたDCF法も、実務では勘所が分からず、徐々に自信をなくしていく自分がいました。

そんな様子を気遣って頂き、私の本音を李さんに聞いてもらいました。「しんどい時は、きちんと伝えてもいい」そう思えるようになり、業務も調整して頂き、少しずつプレッシャーから解放されていきました。徐々に電話でのアポイントも取れ始め、段々と仕事が楽しくなってきました。「行動した分だけ、結果として返ってくる」そんな実感が持てるようになり、仕事が面白いと思えるようになりました。苦しくて中々伝えられなかった私の声を受け止め、組織として環境を整備してくれたことに感謝しています。

ビジネスを理解する面白さ、常に顧客本位を貫く

今でも、もちろん分からない部分は多いです。ただ、仕事を面白いと感じる瞬間は格段に増えました。私は、「万事は必要にして善」という言葉を大切にしています。仕事に臨む中で、確かにしんどいことはたくさんありますが、この言葉を思い出して、全て絶対に活かしてやるという、前向きな気持ちで居続けたいと思います。

今は、M&Aの業務を通じて、ビジネスを理解していくことが面白いと感じています。経営者の方とお話する時は、もちろん、私も事前に調べていきますが、実際に経営している方から生の声を聞き、より理解が深まるところが一番面白いです。また、一緒に働く眞﨑さん、再東さんは、金融機関出身なので、財務分析やビジネスへの理解等、高いレベルの視点を持っているので、非常に勉強になります。私も良いところを盗んでもっと成長したいです。

入社する前のM&A仲介会社のイメージは、「総合格闘技」であり、「激務」「利益優先」でした。実際に入社してみて、クレジオは全然違うと感じています。クレジオは、M&Aだけでなく、親族内承継・従業員承継をはじめ、資本政策を中心に顧客である経営者の課題解決のために、色んなことをやっていることを知りました。

クレジオのメンバーは、知識・行動・お客様への気遣い・言い回し・スピード、あらゆる点で高いレベルを実現しようと切磋琢磨しています。資料作成一つとっても、ここまで顧客の情報を聞き出すのかと感じます。社内勉強会で、「飲食・食品関係のお客さまからご依頼頂いた時は、実際にその商品を購入して食べたり、お店に実際に行ってみること、現場主義が大事」と李さんが言っていました。相手のことを考えると、確かにそうだと思いました。お客様としても嬉しいし、実際に購入することで、価格感や商品への理解が深まります。当たり前のことかもしれませんが、「ここまで顧客に寄り添うか」という、顧客本位の姿勢を貫くことは、労力はかかりますがクレジオの良いところだと思います。




M&A・事業承継について相談しやすい環境が必要

実際に地域でM&A・事業承継の業務に関わる中で、年代によってM&Aの受け取り方は様々だと感じました。70代以上の経営者の方は、マイナスのイメージを持っているケースもあります。ただ、そういった経営者の方でも、その方の知人がM&Aで事業承継を終えたという話を聞くと、M&Aに関心を持って頂き、イメージが少しずつ変わっていく印象も受けます。また、後継者は社内にいるにも関わらず、引き継ぐことが難しい、引き継がせたくないという現状もあります。私の祖父も製材所の経営者で廃業してしまったので、当時M&Aというやり方を知っていればどうなったかなと想像します。もっとM&A・事業承継について、相談しやすい環境をつくらなければいけないと感じます。


地域を超えることで広がるM&A・事業承継の可能性

今回たまたま、私の出身である九州の案件に関わることになり、九州地域で活動することができました。熊本県民の感覚だと福岡県までは範囲を広げるものの、中国地域まではいかない印象を持っています。中国地域も、九州地域も様々な経営者がいるので、地域を超えることで、M&Aの可能性が広がるのではと感じるケースもありました。中国地域と九州を繋げることで、どのような可能性があるか、私なりに追求したいと思っています。

私と同じように、M&A・事業承継の業界を目指す方には、「地域の役に立ちたい」「知的好奇心を満たしたい」「経営者に関わりたい」という意味では、非常に面白い仕事だと思う一方、簡単ではない、大変な仕事であるということは、きちんと伝えておきたいです。複雑さを面白がりながら、解決していく気持ちが大事じゃないかと思います。M&A・事業承継業界でも会社によって風土は違いますので、ぜひクレジオが何をしているかを知って欲しいです。



<その他のメンバー紹介コラム>
■マネージャー     眞﨑 託弥|M&A・事業承継を通じて山陰地域へ貢献
■マネージャー     桑本 真樹|困っている経営者を助けたい!事業承継コンサルタント 桑本 真樹
■M&Aコンサルタント 再東 弘喜|目指すは備後地域No.1のM&A・事業承継コンサルタント
■M&Aコンサルタント 酒井 康太朗|M&A・事業承継のユーティリティプレーヤーを目指す
■M&Aコンサルタント 山田 薫|オーナー経営者に事業承継の選択肢を提供できる存在を目指す

>>M&Aによる「事業承継」を検討される方はこちらからお問合せください。

>>M&Aによる「買収」を検討される方はこちらからお問合せください。

M&A・事業承継について、
お気軽にご相談ください。