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コラム COLUMN

「想いのバトン」を繋ぐM&A、広島No1.リフォームグループ|株式会社マエダハウジング

広島総合リフォーム7年連続売上1位であり、広島を中心に地域密着のリフォーム事業を展開。“「ありがとう」と「良かった」が集まる感動コミュニティー企業”を目指す株式会社マエダハウジング 前田政登己氏に、事業立ち上げの経緯や、将来的に目指すビジョン、今後の事業戦略におけるM&Aの活用についてインタビューを行いました。

「人の喜びは自分達の喜び」、「絶対に潰れない会社にする」、「価値観・ビジョンを共有する」

事業概要

「お客さまの喜びは、自分達の喜び」、創業の想い

私は1965年兵庫県で生まれ岡山県津山市に移り、その後自動車メーカーのマツダ(広島県)に入社後、リフォーム業界への転職を経験した後にマエダハウジングを創業しました。リフォーム業界に転職した際、製造工程の一部分を担う製造業とは異なり、「あなたが担当でよかった。あなたに会えてよかった。」とダイレクトにお客さまから「ありがとう」伝えて頂き、自分自身を認めてくれることに喜びを感じました。この「ありがとう」「よかった」をもっと集めたいと思ったのが創業当時の想いでもあります。ただ、リフォーム業界に魅力を感じる一方、業界としての課題も感じていました。当時のリフォーム業界では、「お客さまと長く付き合う」という考え方がなく、一度受注を受けたら、それっきりの関係が多いのが現状でした。

当時、転職した会社の先輩から誘われる形で、一緒に独立しました。当時は現場を作業着で手伝い、スーツに着替えて営業に向かいました。職人のプロに揉まれながら、リフォームの基礎を全て覚えました。ただ、この時の会社は、当時代表だった先輩が夜逃げ同然でいなくなってしまいました。私は職人の方々から「社長はどこに行った。お金を払ってくれ。」と迫られました。会社の財産もなくなっていたため、当時27歳だった私は「自分はお金持っていませんが仕事を取ってくるので、一緒にやりませんか」と言いましたが、世の中そんなに甘くありませんでした。。

ただ、そんな中でも、一人の塗装職人の方が私を信頼してくれました。その方からは「外壁塗装の仕事を取ってきて欲しい」と言われ、私が営業して仕事を取り、その塗装屋さんが外壁塗装を行うという仕事を始めました。オーダーの一つに「受注を切らさないこと」がありました。外壁塗装のサイクルは1週間です。「月曜に足場を組み、土曜に足場をばらす」、このサイクルがひたすら回ります。そのため、私は1週間に1つの受注をお客さまとのタイミングも合わせながら獲得しないといけませんでした。この仕事を2年続けました。

2年間で辛かったのが、「一人で仕事をする」ことでした。大雨が降る日でも「よし、やろう!」と自分を奮い立たせます。ただ、誰からも何も言われない。当初はワクワクしていましたが、徐々に「誰かと一緒に仕事がしたい」と思うようになりました。1993年1月にマエダハウジングを創業して以来、1995年4月に有限会社化し、初めて二人の社員を採用しました。当時は2DKのアパートを事務所として借りたので、狭いながらも、そこで二人と大いに夢を語りました。ただ、半年後、二人からは裏切られる形になりました。自分の人の見る目のなさ、管理能力のなさを悔やみましたが、採用の基準を変え、「価値観‧ビジョンが共有できる人と一緒にやろう」と再スタートしました。当時メンバーに加わったのは元マツダの同僚と事務員の女性一人です。二人は今でもマエダハウジングに勤めています。

自分の創業の想いは、「人の喜びが自分達の喜びである」です。転職した当時はフルコミッション型の会社だったので、いかに頑張って売上を上げて給与あげるかというのが目的でしたが、「何か違うぞ」と感じるようになりました。やはり、「ありがとう。前田さんよかったよ。」とお客さまから声を掛けられることが嬉しかったです。お客さまの喜びが私の喜びでした。

また、40代のお客さまがリフォームした時に、「使い勝手はどうですか?」と質問したところ、「一番嬉しいのは、家族の会話が増えたことです。中学二年生の娘は、リフォーム前は学校から帰ってもすぐ自分の部屋に入っていましたが、リフォーム後はまず広く明るくなったLDKに来て “お母さん、ただいま”と言うようになりました。」と言われました。リフォームや不動産はあくまで手段です。「家族の明るい会話」を増やすことが目的です。新型コロナウイルスの感染拡大により、「家」はより“安心安全な場所”であることが求められるようになりました。

創業当時、「人の喜びは自分達の喜びである」、「絶対に潰れない会社にする」、「価値観‧ビジョンを共有する」という3つの想いがありました。いずれも過去の経験からくるものであり、よい学びの機会を頂きました。「絶対に潰れない会社にする」ためには、財務状況を把握することが必要であり、当社はP/LよりもB/Sを重視する会社にしています。また、なるべく財務をオープンにしようと努めています。

結果として、当社は2020年も7年連続、総合リフォームにおいて広島県内で1位になることができました。2017年には経済産業省から「地域未来牽引企業」にも選出されました。


リフォームと中古不動産事業で成長、課題は「デジタルシフト」

主な事業内容は、「住宅リフォーム‧リノベーション」「新築の設計‧施工‧管理」「不動産売買仲介」であり、グループ会社で「家具家電、備品等のレンタル」「出版、広告、人材コンサルティング」を行っています。

当社の現在の事業の強みの一つは「自然素材を活用したデザイン性の高いリノベーション」という市場です。15年前に戦略的にポジショニングを変更しました。それまでは、水回りが中心であり、リフォーム市場全体の6.5兆円のうち、7割が水回り設備機器の取替ですが、当時、大手家電量販店が参入することが分かり、まだ空いている市場を探しました。「自然素材を活用したデザイン性の高いリノベーション」という市場は、手間がかかりパッケージ化しづらいため、大手の参入が難しい市場です。当社のデザイン力‧提案力の強みを活かし、売上高6億円、営業利益10%まで成長しましたが、リーマン‧ショックによりストップしました。

当社のもう一つの強みは、中古物件のリノベーションを不動産の取得から施工までワンストップで行えることです。リーマン‧ショック当時、景況が悪化したこともあり、新築から中古住宅に市場ニーズが変化していきました。ただ、当時の課題は、リフォーム物件の場合、金融機関がお金を貸してくれないことでした。中古物件だと、担保価値が見いだせないとして、キャッシュでの支払いが求められる状況でした。当時の不動産会社もお客さまと長く付き合うというよりは、一度取引をしたら終わりという習慣だったため、リフォームの提案をしないという状況もありました。そこで、当社は中古リノベーション専門の不動産会社を、広島では先駆けて行いました。不動産事業も最初の4年間は伸び悩みましたが、当時の市場が後押しし、売上高18億円規模まで成長することができました。リノベーションのワンストップサービスを行えることが当社の強みです

現在の当社の課題はいわゆる組織における「100人の壁」です。来期はその壁を超えるための取組にチャレンジします。具体的には「デジタルシフト」です。私も現在55歳なので、正直デジタルには疎い方です。そのため、デジタルに明るい人材を求めています。リフォームの業界も、未だに職人が電話とFAXで仕事を進めています。営業マンが現場に伝えるのも伝言ゲームになってしまい、ミスが発生しやすい仕事の設計になっています。そこで、職人にはスマホとタブレットを持ってもらい、図面はデータでやり取りしてもらい、現場の状況確認は写真で行うようなサービスを導入しており、現場のクラウド化を進めています。最終的には、ボタン一つで請求書を発行できるまで作業を効率化したいと考えています。生産性をいかにあげるかは中小企業にとって課題であり、「働き方改革」を目指す際にITの活用は必須です。また、社内では、新型コロナウイルスの影響により、オンライン会議を導入することができました。この流れでいずれはロボットの導入を目指します。現場監督がリモートで指示して、現場に監督がいない状況で作業を行う環境をつくることで、コロナ禍でもお客さまが安心して、施工をお任せいただける環境を作りたいと思っています。


広島一「ありがとう」と「良かった」が集まる感動コミュニティー企業、100年続く企業を目指す

当社のビジョンは3つあります。

1つは、“お客様に価値あるサービスを提供し、広島一「ありがとう」と「良かった」が集まる感動コミュニティー企業になる”ことです。お客さまの喜びは、我々の喜びであり、それを広島県で一番集められる企業を目指しています。また、お客様とお客様の家族、社員と社員の家族、取引先と取引先の家族の皆が集まれるようなコミュニティを創造していきます。

2つ目は、“2022年12月31日にまでにグループ売上40億、グループ自己資本10億にし、強くていい会社になる”ことです。これはマエダハウジングだけでなく、グループ全体で目指しています。我々の強みは地域密着であり、何かあった時にすぐに駆けつけることがサービスの基本です。もし、すぐに駆け付けることができない地域からのお問合せの場合、断る勇気も必要です。ありがたいことに、我々が拠点を置いているところ以外からも多数お問合せを頂いており、エリア拡大を図ることで、この目標の達成を目指します。建物の売買がメインの会社の場合、新規物件の時は飛んでくるのに、リフォームの場合は対応が遅いというお話をよく聞きます。我々の場合は、規模の小さいリフォームの案件でも大事に積み上げていくことが必要です。
また、不動産事業も展開することで、土地関連の情報も入手できるようになりました。元々、不動産事業に参入した理由は、お客さまの家を売りたい、買いたいというニーズも対応すべきと考えたからでした。当社のビジネス戦略はリフォームの特化ですが、「ビジネス戦略よりもお客さまのニーズが優位する」と考え、不動産も取り扱うようになりました。これにより、元々リフォームは50~60代がターゲットだったのですが、中古物件のリノベーションを取り扱うことで30代がターゲットとなり、工事の専門店化を進めることで40代がターゲットとなり、最近は相続のため家を売りたいという70~80代の方からも相談を頂くようになりました。そうしたあらゆる年代のお客さまのニーズに対応できるようになることで、事業の成長を図ります。

3つ目は、“地域で輝く100年企業になる”ことです。企業の命題は永続することであり、私は「100億円企業」よりも「100年企業」になることを目指しています。大きな売上を出していくことよりも、自分で長生きして、自己実現をしていくことが必要であると考えています。改めて、創業の想いは何だったかを思い出すと、やはり「長く続く企業を生み出したい」でした。採用においても、資格やスキルではなく、長く付き合っていけるかどうかが一つの基準だったりします。それが必ずしもよい時代ではないかも知れないですが、企業の命題は、地域に必要とされて永く続くことであり、長寿企業の多い日本において、その多さの理由は、後継者に引き継ぐことで、ビジネスは変わっても「社是」や「創業の想い」は脈々と引き継がれていることに気づきました。当社の100年後の未来はリフォームでなくても、他県に出てもいい、ただ、想いは引き継いで欲しいと言い続けています。その想いを引き継ぐための重要な要素は「人財」です。100年企業を達成した時、自分はもういないと思いますが、創業の想いやビジョンに共感してくれる「人財」を大切にしていきたいという考えです。




「職人の減少」が業界の課題、経営者人材の育成も必要

M&Aの方針

当社がM&Aを積極的に取り組むきっかけは「職人さんが激減している」という現場の状況です。ピークで90万人程度いた大工さんが、現在は30万人ちょっとであり、この先20万人台になると言われています。左官屋さんも29万人いたのが現在は7万人にまで減少しています。新築着工戸数はピークで180万戸程度でしたが、現在は80万戸台になっており、人口減少に伴い、50~60万戸になることが見込まれています。新築着工戸数の減少以上に、大工さん‧左官屋さんの減少の方が激しいのが実態です。確かに自分の周りにも若い職人が減り60-70代の職人がほとんどです。そのため、若手職人人材の育成が必要です。当社でも社内で大工を育てようと、20代の男性を一番腕のいい棟梁に預け、育成を図りましたが、一人前になるのに10年かかりました。色々調べていくうちにM&Aという手法に注目しました。広島県は後継者不在率が高く全国でも5番目に位置しています。片や職人がいなくて困っている会社があり、片や後継者がいなくて職人がいる会社があるのであれば、一緒になったらいいと考えました。ただ、中々こういった事業承継ニーズの情報は地域の中では出回りません。大手の仲介会社や広島県事業引継ぎ支援センターにも足を運びましたが、難しいのが現状です。

実際にM&Aしてみて、社風が異なる難しさも感じています。特に経営者の育成については課題を感じており、まずは、自分で理解してみようと自ら入り込んでいるところです。

一番求めているのは当社との同業であり、何故なら相乗効果が出やすいと思うからです。次に、職人がいる工務店や水道工事の会社等です。当社の課題は、職人が少ないことです。自社内でも施工会社をつくり、多能工職人の育成も同時並行で行っています。当社は受注ノウハウもあり、マーケティングやブランディングも実施しています。受注は獲得できても工事してくれる職人がいないというのが大きなボトルネックであり、コロナの影響が落ち着き、受注数が戻っても施工が追い付かないという状況です

当社は、創業のころに協力業者会をつくりましたが、昨年は協力会社向けの「財務勉強会」「取引先の見分け方勉強会」等も開催しています。職人さんは「忙しい=儲かる」と思っていますが、本当はそうではありません。「売上が上がっている=倒産しない」ではない。キャッシュフローを把握しておく必要がありますが、職人さんはなかなか難しいのが現状です。

M&A後の関わり方は、やはり双方の相乗効果を出したいと思っています。私自身、まだまだチャレンジしたいことがあり、いずれ会長になった後は、新しい会社を興そうかなと思っているくらいです。特に障害を持った方を支援するビジネスに想いがあり、様々なご縁で最近会社立ち上げに参画しました。また、メディア事業にも関心があり、こちらもご縁でメディアを持った会社をグループに迎え入れました。これらの事業に力を入れたいという想いがあり、経営者を育成していくことが重要な課題であると認識しています。

リフォーム業を中心に様々な仕事をしてきましたが、一番面白いのが「経営」でした。今後は、経営者や経営に携わる人が一人でも増えることに関わり「広島を、いい笑顔に」していきたいと考えています。そのために、今年3月県立広島大学大学院のMBAを卒業し、様々な学びとご縁を頂きました。35年間お世話になっているこの広島に少しでも恩返ししていきたいと考えています。


買収対象業種

‧建設業(リフォーム‧新築‧工務店‧水道工事‧塗装‧ユニットバスの組立)
‧不動産業(不動産取引業、賃貸‧仲介業)

買収対象規模

売上規模10億円程度まで

買収フロー

決算書等による質疑応答、デューデリジェンス、面談を通じ、当社とのシナジーに基づき判断します。

M&A後の対応

役員派遣‧役員登用については、状況に応じて相談させて下さい。
社名は継続し、社員は継続雇用する方針です。


これまでのM&A実績

広島ハウジングサービス株式会社(広島県広島市)

リフォーム事業、家具のレンタル事業を展開。同社が保有する顧客基盤への拡大を見込み、M&Aを実施。

株式会社ザメディアジョン(広島県広島市)

メディア事業、人材サポート事業を展開。お互いのシナジーを発揮することを目的にM&Aを実施。



「想いのバトン」を繋ぐことがM&A、創業の想い‧社員‧取引先を大切にしたい

売手経営者へのメッセージ

「広島を、いい笑顔に。」
これが我が社の今年のコンセプトです。リフォームで始まった会社ですが、成長と共に事業ドメインも広がり、M&Aによりグループ会社も増えました。その中で共通するのは、「みんながいい笑顔になる」という未来を私たちは描いています。最初のリフォーム事業でも、業績‧給与が上がることより、「お客さま‧取引先‧職人さん‧働く仲間が喜んでくれる」ということが、私は一番嬉しかったですし、一番の動機付けです。

私も27年間経営者であり、将来に不安がないかと言えば嘘になります。いずれは、自分自身の後継者もどうするのかということも考えます。そのような中で、誰かに会社を託すのであれば、思うことは、「これまで頑張ってきた社員さんを頼むね。大事にしてくれな。」「長く続く会社にして欲しい」そして、「お世話になった広島に少しでも役に立つ会社に、必要とされる会社にして欲しい」と、いつか来るであろう事業承継を考えた時に、そういって会社を託すと思います。私自身がM&Aで会社を引継ぐ際は、そういった想いを持って引き受けます。当然、M&Aの難しさも感じています。社員さんも不安を感じるかも知れませんが、基本は、今までその会社がやってきたビジネスや商品や名前を大切にしていきたいと思っています。

例えば、M&Aでグループ会社に迎えたザメディアジョンに対しても、現代表に創業の想いを書いて欲しいと伝えています。いずれ代表の手が離れると思うが、どういう想いで現代表が会社を立ち上げたのか、どんな会社にしたいのか、その夢を私が引き継ぐと思っています。当然、そのバトンはいずれ次の経営者に引き継ぐことになるかもしれませんが、創業の想いを持った方で、将来に不安を持っている方は相談して欲しいと思います。

リフォームという業界では、「想いを住み継ぐ」という考え方があります。「背くらべをした柱の傷」に想いがある方から、そこだけ切り取って新しい家につけて欲しいという依頼もありました。30代の若いご夫婦が、おじいちゃん、おばあちゃんの家にあった家具‧薬箱‧古時計を敢えて新築の家に飾るようなことが増えています。価値観が変化し、単に壊して新しく建てるではなく、古い歴史に価値を感じるようになっています。M&Aでも、創業の想いや、社員や取引先を大切にして欲しいなと、私は思います。




企業情報

会社名株式会社マエダハウジング
代表者名代表取締役 前田 政登己
設立年度1995年4月(創業:1993年1月)
従業員数60名(令和2年10月時点)
売上高19.3億円
資本金1億円
関連会社株式会社マエダハウジング不動産
株式会社マエダハウジングプラス
広島ハウジングサービス株式会社
株式会社ザメディアジョン
事業内容住宅リフォーム、リノベーション・新築の設計・施工・管理、不動産売買仲介
工場・施設の営繕、リフォーム事業、家具家電、備品等のレンタル業務
出版、広告、人材コンサルティング
本社所在地広島市中区八丁堀10-14
HPhttps://www.maedahousing.co.jp/



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クレジオ・パートナーズ株式会社のご紹介代表者 :代表取締役 李 志翔
所在地 :広島市中区紙屋町1丁目1番17号 広島ミッドタウンビル3階
設立  :2018年4月
事業内容:
 ・M&Aに関するアドバイザリーサービス
 ・事業承継に関するアドバイザリーサービス
 ・資本政策、企業再編に関するアドバイザリーサービス 等
URL  :https://cregio.jp/

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