fbpx

コラム COLUMN

M&A事業承継

事業承継の基本!3つのタイプを解説


事業承継には、基本的な3つのタイプがあります。親から子へ引継ぐ親族内承継、企業の従業員へ引継ぐ従業員承継(MBO=Management Buy Out)、最後に第三者へ承継させる第三者承継(M&A)です。基本はこの3つの選択肢から選ぶこととなり、今回はそれぞれの3つのタイプをどのように意思決定していくかのフローチャートとそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。

記事のポイント

  • 事業承継は①親族内承継、②従業員承継(MBO)、③第三者承継(M&A)の3つのタイプが存在。
  • 事業承継のためのフローチャートとメリット・デメリットをまとめ。従業員承継では、株式を購入する資金を用意する「やる気」も必要。
  • 全国的に事業承継が課題に。後継者不在率は65.2%、経営者の平均年齢は59.9歳。

事業承継の3つのタイプ!フローチャート

事業承継には、①親族内承継、②従業員承継、③第三者承継の3つのタイプがあります。逆に言うと、基本は3つのタイプしかありません。それぞれの状況に応じて、どの選択肢を選ぶかが重要となりますが、選択肢を選ぶ流れを以下のとおりフローチャートにしました。

なお、「役員・従業員のやる気」については、以下の2つの「やる気」が必要です。

①社長職を継ぐ「やる気」
②自社株式を買い取る「やる気」

「社長になる」というと、①が注目されがちですが、②についても必須の論点です。自社株式を買い取るためには、そのための資金が必要となります。その資金を準備するためには、金融機関から自ら借入をする等、自分自身でリスクテイクする覚悟が必要となります。


3つのタイプのメリット・デメリット

M&A・事業承継のコンサルティングを提供する現場で感じるそれぞれのタイプのメリット・デメリットは以下のとおりです。

タイプ メリット デメリット
親族内承継 ①後継者選定に悩まない。ブレない。
②早い段階で後継者を決めているため、後継者の育成にじっくり取り組める
③社内・社外の関係者から、理解を得やすい
①親族後継者に経営能力・資質があるとは限らない
②自社株の承継にかかる納税資金が必要

従業員承継(MBO) ①社内で最も優秀・適任な人材を選定できる。
②入社歴が長いと、自社の事業・現場の理解が深く、引継ぎがスムーズ

①後継者候補に断られることが多い
(株式買取り資金がない、個人保証に抵抗)
株価はM&Aより低いことが多い。

第三者承継(M&A) ①引継ぎ候補先の選択肢が広い
株式譲渡代金を得られる。
③買い手との相乗効果や信用強化で、自社事業が一層発展・成長できる可能性がある。
①自社の理念・社風・スタンスが継続されない可能性がある。



何故注目される?中小企業の第三者承継(M&A)

近年、中小企業のM&Aに注目が集まるようになりました。その理由は、「後継者不在率の高さ」「経営者の高齢化」によるものです。2019年の後継者不在率は全国で65.2%であり、2020年の経営者の平均年齢は59.9歳となっています。

(参考)全国・後継者不在企業動向調査(2019年)【帝国データバンク】
    全国社長年齢分析(2020年)【帝国データバンク】

加えて、上記フローチャートをもとに考えると、経営者の親族にやる気と素質がある者がいればよいですが、世代間のギャップが広がる中、中々スムーズに進まないという状況があります。従業員承継においては、上記のとおり、単なるやる気だけではなく、株式買取の資金を準備する必要があり、経営者となるための覚悟とコミットメントが求められるため、こちらもスムーズに進みません。

これらの理由により、第三者への事業の引継ぎであるM&Aが注目されるようになりました。


おわりに

「親族内承継」「従業員承継(MBO)」「第三者承継(M&A)」という事業承継の3つのタイプについて、フローチャートとそれぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。後継者不在率の高さと、経営者の平均年齢の高まりから、全国で事業承継が課題となりつつあります。3つ以外の選択肢として、娘婿に優秀な人材を迎え入れる、というような親族内承継の変形タイプも存在します。現在事業承継で悩まれている経営者や、各企業の皆さまのご参考になれば幸いです。



>>M&Aによる「事業承継」を検討される方はこちらからお問合せください。

>>M&Aによる「買収」を検討される方はこちらからお問合せください。



クレジオ・パートナーズ株式会社のご紹介代表者 :代表取締役 李 志翔
所在地 :広島市中区紙屋町1丁目1番17号 広島ミッドタウンビル6階
設立  :2018年4月
事業内容:
 ・M&Aに関するアドバイザリーサービス
 ・事業承継に関するアドバイザリーサービス
 ・資本政策、企業再編に関するアドバイザリーサービス 等
URL  :https://cregio.jp/

M&A・事業承継について、
お気軽にご相談ください。