広島で建設業に特化したM&A・事業承継セミナーを開催!「地域建設業における戦略的M&A・事業承継セミナー in 広島」開催レポート
クレジオ・パートナーズ株式会社は、広島商工会議所(広島市)において、2020年11月30日(月)に「地域建設業における戦略的M&A・事業承継セミナー in 広島」を開催しました。建設業の分野で、M&A・事業承継に関心を持つ約30名の経営者、金融機関、行政機関の皆さまにお集まり頂きました。本セミナーの概要についてレポートします。
講師のご紹介
クレジオ・パートナーズ株式会社
常務執行役員 土井 一真
石川県金沢市生まれ。
松山・名古屋・大阪育ち。高校卒業後、闘病生活の末、21歳で公認会計士試験に合格。その後、東京で上場準備企業の財務責任者を経て、山田FAS株式会社(現・山田コンサルティンググループ株式会社)へ入社。同社では主に広島支店にて、中国・四国・九州等の広域でM&Aに関わる。2018年に当社立ち上げに参画。日本全国で建設業M&Aを多数担当。
概要
当日は、当社のこれまでの実績や実例をもとに、資料に基づき「地域建設業における戦略的M&A・事業承継」をテーマに講師より説明しました。資料は、以下よりダウンロード可能になっていますので、講演内容にご関心がある方はぜひダウンロードください。
【資料ダウンロード】講演資料「地域建設業における戦略的M&A・事業承継セミナー in 広島」
代表挨拶
冒頭、クレジオ・パートナーズ株式会社 代表取締役 李より、開会にあたり挨拶をお伝えしました。
ご参加頂いた皆さまをはじめ、開催にあたりご協力頂いた広島県事業引継ぎ支援センターさま、広島経済レポートさまに感謝申し上げると共に、広島県における地域建設業の後継者不在率の高まりや、「人材不足」「就業人口の高齢化」等の課題を持つ建設業においてM&Aを活用することの可能性をお伝えしました。
建設業における事業承継
建設業のGDP割合は全体の6.1%である一方、雇用・インフラを支える建設業の地域における重要性ついて触れ、2019年の建設業における後継者不在率が70.6%であり、全国平均の65.2%を上回っていることや、建設業就業者において高齢化が進んでいること等、建設業における課題である「後継者不在率の高まり」「業界の人材不足と高齢化」を指摘し、これらの課題がM&Aにどのような影響を及ぼすかを説明しました。
建設業M&Aの具体的な課題
建設業におけるM&Aの大きな4つの課題として「①許認可の適切な引継」「②次世代への技術承継・新技術への順応」「③得意先の維持・拡大」「④産業構造の変化に対する対応」を挙げました。許認可については、建設業の許認可要件のうち、特に「経営業務の管理責任者」に関する要件の中で、「5年又は6年以上の建設業の経営経験(役員・執行役員・支店長等)があること」が非常に大きなハードルであることを指摘しました。その他、高齢化による次世代への技術承継の難しさや、「スーパーゼネコン」「上場中堅/専門大手」「地場企業」の三種類に建設業を分類し、それぞれの経営課題と対処方針を示しました。
建設業におけるM&Aを活かした経営戦略
元々建設業は「規模の経済」が働きづらい点や、「越境」という発想が少ない商習慣だったことからM&Aが進みづらい業種である中で、M&Aを経営戦略に位置づけ、買手企業として事業を展開する企業の目的や狙い、建設業の新規事業参入の様子について説明しました。
建設業M&A事例
当社が具体的に取り扱った事例をもとにM&Aで気を付けるべきポイント等について説明を行いました。
最後に…
当日は、お忙しい中、会場までお越し頂き、誠にありがとうございました。
「建設業」と業界に特化することで、事業承継・M&Aに悩む地域企業の皆さまのより具体的な課題をお伝え致しました。会場でも、たくさんの質問を頂き、皆さまの関心の高さが窺えました。改めて、たくさんの皆さまにご関心を持って頂き、感謝申し上げます。
当社は引き続き、地域経営者の皆さまへセミナー・イベント等を通じてお役に立ちたいと思っています。今後ともよろしくお願い致します。
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