コラム COLUMN

メンバー

信用金庫からM&Aアドバイザーへ転身した吉村徳文さんの挑戦

■経歴

愛媛県宇和島市出身。香川大学卒業後、新卒で京都中央信用金庫に入庫。京都府下5つの支店で15年間勤務した後、2年間本部勤務を経験。2025年8月にクレジオ・パートナーズ株式会社に転職。広島本社のM&A事業部でM&Aアドバイザリー業務を担当。

地域金融機関で培った経験

── まず、これまでのキャリアについて教えてください。

吉村:大学卒業後に京都中央信用金庫へ入庫しました。京都府下の5つの支店で法人営業を中心に15年間、その後は2年間本部勤務を経験しました。主に中小企業や個人事業主のお客様を担当し、融資を通じて経営を支援する仕事でした。

新卒で入庫した直後にリーマンショックがあり、資金繰りに苦しむお客様を支えるのは大変でしたね。国の制度融資を活用し、いかに負担を減らしながら企業を存続させるかを模索し続けたのは今も忘れられません。そうした経験を通じて“中小企業の目利き力”は磨かれたと思います。」

── 信用金庫での経験は、今のM&A業務にも役立っていますか?

吉村:はい。経営者と交渉する力や仮説を立てて検証するスタイルは、M&Aでもそのまま活かせています。単にモノを売るのではなく、お客様と対話しながら最適な解を探す姿勢は変わっていません。

転職の理由

── 安定した金融機関から転職を決意したきっかけは何だったのでしょう?

吉村:本部勤務に異動したことで、お客様との距離が遠くなったと感じたことが大きな理由です。私は直接企業の経営者と向き合い、課題を共に解決していくことにやりがいを感じていたので、“もっと中小企業に深く関わる仕事がしたい”という思いが強まりました。

人材紹介会社を通じてクレジオ・パートナーズを知り、面接で『人生設計をどう考えるか』と問われたときに『現実と向き合い、前に歩む』と答えました。家族のこと、そして自分のキャリアのことを考えた上で、この環境に飛び込むことを決めました。

M&Aアドバイザーとしての日常

 

吉村徳文

── 現在の仕事内容について教えてください。

吉村:出社後はメールやスケジュールを確認し、日中は外訪やミーティング、資料作成などに追われます。夕方には1日のまとめ作業を行い、気づけばあっという間に1日が終わってしまう。まだまだ“ドタバタ”な毎日ですね。

特に大変だと感じるのは、自分の名前で世の中に出ていく責任感です。信用金庫時代は“看板”のおかげで信頼を得られる部分もありましたが、今は個人としての価値を問われます。その分、アウトプットの質が上がっていく実感があり、資料作成一つをとってもバージョンを重ねるごとに成長を感じます。

クレジオでの経験と学び

── 前職との違いをどのように感じていますか?

吉村:営業とコンサルタントの違いを強く感じますね。特に資料作成では格段に高いレベルが求められますし、お客様への能動的な働きかけの“深さ”も異なります。『ここまで拾いに行くのか』という部分で、前職以上に徹底しています。

また、多様なバックグラウンドを持つ同僚と働けるのは大きな刺激です。前職ではベテランになるにつれてアドバイスを受ける機会も減っていきましたが、今は日々の会話から新しい学びを得ています。

クレジオで働く魅力

吉村徳文

── クレジオ・パートナーズの職場環境について、どのように感じていますか?

吉村:若手にとっては、早い段階から裁量を持って挑戦できる環境だと思います。実際に経営者の方と直接やり取りする機会も多く、責任感は大きいですが、その分成長のスピードも早いはずです。

一方で、ベテランにとっては、これまでの経験を活かしつつ、さらに新しい知識や考え方を吸収できる環境です。私自身、信用金庫での経験を土台にしていますが、日々仲間からの学びがあって成長を実感しています。クレジオには、その両方が共存しているのが魅力だと感じますね。

── 入社前に気になっていたことはありましたか?

吉村:正直に言うと「どんな人たちと一緒に働けるのか」という点が気になっていました。実際に入社してみると、皆さん本当に仕事が好きで、お客様のことを第一に考えるメンバーばかり。結果にこだわりながらも互いにサポートし合える雰囲気があり、安心して挑戦できています。

仕事観と今後の展望

── 仕事において大切にしていることは何ですか?

吉村:まずは元気に挨拶をすること。第一印象は何より大事ですし、そこから信頼関係が始まります。そして、自営業の父の影響もあり、事業を営む方への敬意は常に持っています。

これまでの経験から、『誰がやってもできないと思われる仕事』ほど燃えるタイプだと自覚しています。難しい課題に挑む中で必死に汗をかいてきたからこそ、今も責任ある仕事にやりがいを感じています。

── 今後挑戦したいことは?

吉村:私は18歳まで愛媛に住んでいましたが、ビジネス上のつながりはまだ薄いです。だからこそ“愛媛でM&Aなら吉村”と思ってもらえるような仕事をしたいですね。M&Aを通じて企業の未来を支えることで、地元に少しでも恩返しができればと思っています。

応募を考えている人への一言

吉村徳文

── 最後に、入社を検討している方へメッセージをお願いします。

吉村:M&Aは一見ハードルが高そうに見えるかもしれませんが、クレジオには仲間と学びながら挑戦できる環境があります。若手もベテランも関係なく、お客様に本気で向き合いたい人なら必ず活躍できる会社だと思います。私もまだ成長の途中ですが、一緒に汗をかきながら走っていける仲間に出会えたら嬉しいです。

まとめ

京都で金融マンとしてキャリアを積み、現在は広島でM&Aアドバイザーとして新たな挑戦を続ける吉村徳文さん。「中小企業に深く関わりたい」という想いは、17年に及ぶ信用金庫での経験を経て、今クレジオ・パートナーズで具体的な形になろうとしている。

若手にとっては「裁量を持って挑戦できる環境」、ベテランにとっては「これまでの経験を活かしながらさらに成長できる環境」。クレジオには両方が共存している。今後、中四国地域のM&Aの現場で「吉村さんに任せたい」と言われる日も近いだろう。

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