クレジオ・パートナーズより、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
代表より新年のご挨拶
2023年を振り返って
2023年を振り返ると、コロナ禍が終わり、経済の復興が求められる中、人口減少に伴う市場・労働力の減少の影響が濃くなることを実感する一方、広島ではG7が開催され、各国首脳が集う等、広島に本社を置く我々にとっても、象徴的な出来事がありました。
M&A・事業承継では、2023年の全国後継者不在率が過去最低の53.9%となり、地域間の格差はありつつも、改善傾向が続いており、事業承継に「悩む時代」から、本格的に「継ぐ時代」へと移行しました。一方、M&Aが後継者不在の課題解決だけでなく、事業成長の手段としても捉えられ、地域中小企業にも拡大するようになり、それに伴い様々なプレーヤーが登場し、情報が増大したため、経営者にとっては「迷う時代」になった印象も受けます。そのような中、経済産業省による「中小M&Aガイドラインの改訂」や、M&A仲介協会による「自主規制ルール」の制定等、業界としてコンプライアンスを遵守し、いかに経営者に寄り添えるかが本格的に問われています。
クレジオ・パートナーズにとっては、不動産鑑定士、ITエンジニア、自動車ディーラー経験者、公認会計士など、多様な専門性・バックグラウンドを持つメンバーが集まり、組織として、チームとしての力が強化され、当社の基本理念である「地域密着・顧客密着の資本政策プロフェッショナルとして、関わる人々の幸せに貢献する」を具体化するための一歩を進めることができたと感じています。まだまだ課題は多くありますが、メンバーと組織の成長を実感する瞬間が増えた一年でもありました。
2024年に向けて
クレジオ・パートナーズにとっては7期目となります。この場をお借りして、当社と日頃お付合いいただいている皆さまのお力添えに、改めて感謝申し上げます。
引き続き、当社の基本理念を体現するための組織・体制を拡充し、経営者の皆さまとしっかりコミュニケーションすることで、変化の激しい時代において、地域・経営者にとって何が必要かを一緒に考え、M&Aをはじめ、資本の活用により、地域経済・社会の可能性をより引き出すべく、一つ一つ具現化して参ります。
2024年は、社名に掲げる「CREGIO(クレジオ)=Contribution to REGIO⇒地域貢献」を通じて、辰(たつ)年に因み、皆さまの飛翔の追い風の役割を果たすことを目指します。メンバー一同、本年も心・技・体を尽くして皆さまの課題解決のお力になれるように奔走するとともに、「地域密着・顧客密着の資本政策プロフェッショナル」の強みを磨き続けて、より善い地域社会の発展に貢献して参ります。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
クレジオ・パートナーズ株式会社
代表取締役 李 志翔