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異業種からの転身!M&A・事業承継を通じて「弱る地方」と逆の流れを起こす|徳田 貴士

徳島県那賀郡那賀町生まれ。
大学卒業後、フランチャイズ事業を中心に展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブに入社。主に、店長、フランチャイズ加盟店向けのスーパーバイザー、支店長、地域子会社の取締役を歴任。2023年1月にクレジオ・パートナーズに参画。家業の廃業を経て、異なる業界に転職し、M&A・事業承継を通じて、衰退する地方の活性化に挑戦する想いをインタビューしました。


25年ぶりの新入社員、家業の廃業を経てフランチャイズ業界から転職

私は2023年1月にクレジオ・パートナーズに入社しました。今の自分を言い表すと「25年ぶりの新入社員」ですね。これまで24年間同じ業界に勤めていたので、違う業界に入り、新入社員のような気持ちで、日々学びを深めています。

前職は全国的にフランチャイズ事業を運営する企業に勤めていました。私は、そこで主にフランチャイズ加盟をして運営頂く企業様のサポートや、新規出店する際の営業開発等、加盟企業様の窓口として、本社が持つ情報、企画と現場ヒアリングで伺った課題をもとに、それぞれの加盟企業様のお困りごとを解決する仕事をしておりました。当時も、後継者がいないFC加盟店のオーナー様からご相談を頂くこともあり、その際は、事業譲渡をサポートしたり、エリア再編に伴うM&Aがあった際の対応等もしていたので、この経験を活かせる業界に行きたいと考えていました。

転職を考えた大きなきっかけは家族でした。前職は全国展開していたので、24年間で10回以上の転勤を経験しました。これまで住んだことのある都道府県は徳島、岡山、大阪、京都、埼玉、東京、福岡、兵庫、新潟、広島です。様々な地域に住み、色んな方と出会うことができた点で楽しかったのですが、子供が大きくなるにつれて、「転勤があっても、転校はしないようにしたい」と考え、広島で家を建てたことがきっかけで転職を考えました。


元々、実家が徳島県でお惣菜屋を営んでおり、廃業を決めたことも、M&A・事業承継の業界を選択したモチベーションの一つでした。前職に入社した当時は、元々は5年で辞めるつもりでしたが、色々な仕事を任せてもらえるようになり、結果的に24年間勤める形になっていました。私自身、家業をいつか継ぐのだろうと考えてはいたのですが、明確にこのタイミングで徳島に帰ろうとは意思決定はしていませんでした。父は事業を続けたい想いはありましたが、母の決断で、2019年増税のタイミングで廃業することとなりました。両親も元々「田舎で商売を続けるのは難しい。無理をして継ぐ必要はない。」と言ってくれていましたが、実際に廃業について聞かされた時、住んでいる街の少子高齢化、人口減が進む中で、やむを得ないだろうなという想いが半分と、子供の頃から「いつか継ぐ」と思っていたことが「継がない」と決まり、寂しい気持ち半分でいました。この経験をしたことにより、地域から働く場所がなくなることに、何か役に立てないかと考えるようになりました。



前職での経験を活かしつつ、意義がある仕事をするため、クレジオに転職を決意

「前職での経験を活かしたい」「広島を拠点に仕事がしたい」という想いから、M&A・事業承継業界の情報収集をしていました。転職サイトで、広島でM&A・事業承継のコンサルティングをしている会社として、クレジオ・パートナーズの名前を知りました。

また、前職でご縁があった岡山でスタートアップの支援を目的としているSTARTUP KINGDOMというイベントで、現在クレジオでコネクター/地域活性化・ベンチャー支援担当をしている齋藤さんとは面識がありました。夜の席で何度かご一緒しており、元中国経済産業局の齋藤さんが、クレジオに転職したという話をSNSで知っていたこともあり、ご縁を感じました。前職の経験を活かしつつ、自分にとって意義がある仕事ができる職場というのは、あまりないと思っていました。知っている人が働いていることにご縁を感じたことと、面接でお会いする方が一緒に働きたいと思える人ばかりだったこともあり、採用されたらクレジオに行こうと決めていました。

面接では、書類審査と適正試験を受けた上で、専務の土井さんとWEBで一次面接をし、二次面接で眞﨑さん、齋藤さんと面談をしました。いずれの面接でも、クレジオが求める人物像や、社内の現状を率直な表現で説明頂き、入社してからミスマッチにならないよう、配慮してくれていると感じました。それぞれのメンバーから、代表である李さんを「尊敬している」と聞いていましたが、最終面接で李さんと面談してお話した時も、勉強熱心な素晴らしい方だなと感じました。実際に一緒に働いてみても、素晴らしいと方だなと思います。元々、起業されている方を尊敬していることもありますが、自ら創業し、理念を掲げ、会社の文化を創っている姿を見ると、尚そう思います。



学びと新しい出会いの楽しさ、コンサルタントの「かきくけこ」を実践

現在、クレジオ・パートナーズでは、先輩社員に同行し、M&A・事業承継のご相談に同席しつつ、資料準備のサポートをしながら、一人でM&Aをサポートできるようになるための準備を進めています。前職でご縁を頂いた方へのご挨拶も同時並行で行っていますが、そこでも、様々な業界で事業承継の課題や、M&Aを活用したいというお話を伺います。早く成長し、これまでご縁を頂いていた方のサポートができるようになりたいなと思います。 これまではフランチャイズという一つの業界に特化していました。クレジオに入り、現在は様々な業界の経営者の方とお会いします。触れる業界の幅が広がり、それぞれの業界知識や、会社の指標である財務諸表の考え方について、改めて学べるのはやりがいがあります。知識が増えることや、新しい出会いを楽しいと感じています。一方、接する業界に幅が出たことで、業界知識を学ぶだけではなく、経営者の課題を解決するための選択肢も、自分自身の中で用意する必要があると感じています。株式の分散や、親族内承継・従業員承継・M&A・廃業といったそれぞれの選択肢を検討するためのシミュレーションを数値で説明できる等、事業承継に関連する課題への具体的なソリューションを、私自身が提案できるようなりたいと思っています。

クレジオでは、1か月に1万円の範囲で、勉強するための図書購入を補助する制度があり、私も活用しています。学ぶことが好きな人にとっては、非常によい制度だと思っています。M&A・事業承継の業務では様々な専門知識が求められるので、1冊でまとまっている本はありません。それぞれの課題に応じて、勉強しながら学びを深めています。分からないことがある時は、積極的に質問するようにしています。前職で、一度本部に行き、しばらく経ってから店長を担った時に、あまりに分からな過ぎて、新人アルバイトにも聞かないといけない状況を経験したこともあり、「聞かないと始まらない」という姿勢は、業界変わっても同じだと思っています。

実際に、クレジオのメンバーと働いてみた感想は、勉強熱心で、自分で考えて動く人が多いという印象です。初めてのことや、分からない問題が立ち上がった時でも、それでも何とか一歩前に出ようと挑戦する、よいメンバーが揃っているなと思います。組織が大きくなると、自分の範囲を決めて判断を任せがちですが、自分ごとで考えるメンバーが多いとも感じます。クレジオで仕事をする中で特に印象的だったのは、コンサルタントの基本行動『かきくけこ』です。クレジオに入社して聞きましたが、お客様に確かな価値を提供するための基本行動として意識するようにしています。



「弱る地方」と逆の流れを作りたい、地域経営者の課題解決を目指す

「継続は力なり」という言葉を大事にしています。分からないことでも、本を読んだり、勉強し続けることで、どこかで知識が繋がり、理解できるようになり、自分の力になると信じています。様々な業界を知ることで、それぞれの業界のルールや共通している部分が見えてくる部分もありますが、個人的には、そういった常識をぶっ壊すような挑戦をしている方が好きです。地元が徳島県の限界集落であることもあり、常識的にはなかなか、地方で事業を起こしたり、流れを変えるのは難しいですが、Sansanの寺田社長が仕掛ける「神山まるごと高専」や、メディアドゥの藤田社長が仕掛ける徳島県でスタートアップ創出を目指す「徳島イノベーションベース」の取組等、これまでとは違ったアプローチをしている方々の取り組みは素晴らしいと思っています。田舎の衰退していく街で、「働く場所」を創っていく。街にいる人が実際に動くことで、ムーブメントを創り出し、外部から投資を呼び込んでいく、将来的にはそういった取組にも関わっていければと思っています。

地域では、事業継続できるにも関わらず、後継者がいないため廃業という選択をせざるを得ない企業もあります。廃業してしまうと、地域の働く場がなくなり、街の力が弱くなってしまい、故郷がなくなる人も増えるのではと思います。実際に私が通っていた地元の小学校は廃校になりました。事業承継のお手伝いをすることは、地方が楽しく、働く場があり、その地域で育った子供たちが住みやすい場であり続けることへ貢献する仕事です。「地方が弱る」ことに対して、逆の流れをつくりたい。私も、そこに貢献したいと思っています。将来的には地域の経営者の様々なお困りごとを解決したいです。M&A・事業承継を考えている経営者の皆さまには、実際にはかなりの時間がかかるので、早めにご相談して頂き、一緒に方向性を考えましょうと伝えたいです。

もし、隣にクレジオに応募しようか迷っている方がいれば「財務やビジネスについての勉強は必要になる」とお伝えした上で、やる気がある方であれば一緒に働きたいと思います。M&A・事業承継の仕事は、地域の課題解決に貢献でき、様々な業界の経営者とお会いできる、自分自身を成長させることのできる仕事だと思います。学び、成長することに興味のある方は、一度実際に働いているクレジオのメンバーに話を聞いてみるところから始めて欲しいです。


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